キュレーションチームから、改めてスピーカーの皆さんを紹介 – その1

現在、キュレーションチームは、各スピーカーと講演内容をさらに充実したものにするべく、打ち合わせとリハーサルを重ねています。
スピーカープロフィールだけでは分からない登壇者の魅力を、彼らに一番近いキュレーションチームから、2回に分けてお届けします。

山﨑 健太郎 http://www.tedxhimi.com/speaker/482
建築家の山崎さんの言葉や立ち振舞からは、節々に丁寧な心遣いをもって世界に触れているように感じます。しかしその真の姿は、とても深く濃い怒りを秘めているのではないかと感じています。そしてその、秘めた怒りから発せられる熱こそが山崎さんの魅力なのではないかと考えています。
山崎さんの生み出す建築には「暖かさ」と「熱さ」が同居しているように感じます。
彼が心に秘めている怒りを「暴力」として世界に発信するのではなく「心遣い」として世界に表現すること。その大切さを感じることができると思います。それは、多くの優しい人々が意図せずそして意思とは反して暴力的な振る舞いをしてしまう瞬間に届いてほしいと思っています。

藤井 智康 http://www.tedxhimi.com/speaker/489
デロリアンEV化計画」リーダーの藤井さんもまた、とても面白い方です。
というのも、誰が見てもキャッチーな「デロリアンEV化計画」という行動をしておきながら、本当にやりたいことは別にあるように感じるからです。
持続可能な社会の実現といえば、一般的には再生可能エネルギーの利用を促進することなど…が言われますが、藤井さんが言いたいのはそれらよりももっと高次元な考えだと思います。例えば、2010年に行った「ビールと生ゴミでデロリアンを走らせる」というイベントのような。
映画のデロリアンのように「絶対にムリ!」と思うような方法でタイムトラベルという「夢の様なこと」を実現するその「常識と常識の間にあるズレ」の中にこそ答えがあるのではないでしょうか(もしくは答えにたどり着くための道)。
藤井さんのトークは、デロリアンEVを生み出す中で出会った「未来」にたどり着くための道標を聞けるのではないかと思っています。

真下 麻里子 http://www.tedxhimi.com/speaker/417
弁護士であり、NPO法人ストップいじめ!ナビ理事の真下さん。「マジで!」という真下さんの言葉が好きです。それは特に、普通の人であれば足がすくんでしまうような困難にぶつかった瞬間に発せられたものが好きです。
真下さんが挑んでいるのは「いじめ」というとてもセンシティブで、問題が複雑化しやすい問題の解決です。この問題に、弁護士という強力な力を持ちながらも「平等である」ことを求められる立場から挑んでいます。
そのため、言葉の一つ一つにはさまざまな立場に対する配慮や遠慮が隠れているため、難しく感じてしまう場面もあります。けれども、真下さんの言いたいことはシンプルです。
「いじめ、解決しようよ」
小学生でもわかるこの言葉を、そのまま言っても伝わらないことこそが真下さんが戦っているものの本質なのではないかと思います。

シャノン N スミス http://www.tedxhimi.com/speaker/416
メンターのシャノンさんは、もしも人が、初対面の印象の通りの人間であるとしたらシャノンさんほどその予想を裏切る人はいないと思います。兎にも角にもシャノンさんは優しい人です。彼とキュレーションチームとして話をする中で僕に浮かんだ表現は「優しさを鞘に収める」です。
彼の話を聞いていると、昔から非常に大きく深い優しさを持った人であったということを感じます。特に、その優しさは多様性であったりマイノリティに対する優しさだと。
優しさを鞘に収めるとは、優しさが諸刃の剣であるというイメージをシャノンさんから受け取ったことから出てきた言葉です。シャノンさんは優しさによって人を、そして誰よりも自分自身を傷つけてきた人です。
誰もが一度は「優しくありたい」と思うことでしょう。しかしそれは、その優しいという言葉とは裏腹にとても扱いにくいものです。彼のトークからは、優しさへの向き合い方を学ぶことができると感じています。